武澤Takezawa
取締役 最高技術責任者
CTOというと、どういうことを想像しますでしょうか?「会社の技術的な方向性を決める。」という様なことが一般的でしょうか?
しかし、そのような事はアルス・ノヴァのCTOは行っていません。新しいライブラリや手法が自分のアンテナにひっかかれば、使えるレベルまで調べる!!というのが自分のやっていることです。ただ、これが評価されたのか?アピールしすぎたのか?他のプロジェクトで構成やらプロトタイプやらの相談を受け、いつの間にやらCTOへと任命されていました。
随分前から、githubによるpull-request開発が賑わっていたのを横目に見ながら「いい加減、pull-request開発を取り込まないと、業界から取り残される!!」という危機感から、gitlabを社内に構築したことがあります。gitlabのmerge-requestでの作業は今までsubversionでコミットする方式よりも確実に自分以外にチェックをしてもらえるので、安心感を与えることになりました。こういったパライダイムシフト的な事は、過去の成功事例からのシフトを私が起爆剤となって、社内に広めていかないといけないと改めて認識させられた出来事が会社と共に技術者が成長するあるべき姿と感じさせられました。
最近の自分の社内活動といえば、いかにコーディングをする人が重要か?技術者の重要性を説くことが増えてきたことに気がつきました。
技術的な方向性の決定というよりも、技術の重要性を気づかせる。これが、CTOとしての第一歩だと感じています。残念ながら日本のIT業界での技術者不足は深刻です。
(育成対象となる技術者ではなく、独り立ちした技術者がという意味で)
ハイスキル者を会社に何人いるのか?発掘できるか?というのも重要かと思いますが、それよりも、どれくらいのハイスキル者を育成することができるか?ということが重要です。年功序列で開発をさせてもらえない、環境さえあればと、悩んでいる方がいれば是非、弊社でスキルを磨いて頂きたい。